夏と冬で太陽の高さが変わる?知っておきたい光とカーテンの関係
「夏は朝からギラギラと部屋が明るいのに、冬は昼間でもなんとなく薄暗い」「夏は気にならなかったのに、冬になると西日がまぶしくて困る」――そんな経験はありませんか?
これは気のせいではありません。季節によって、太陽が空を通る「高さ」そのものが変わっているのです。そしてその違いが、窓から入ってくる光の量や角度に、大きな影響を与えています。
なぜ季節で太陽の高さが変わるのか
地球は、太陽のまわりをぐるりと一年かけて公転しています。ここで大切なのが、地球が「少し斜めに傾いたまま」回っているという点です。地軸と呼ばれるこの傾きは約23.5度。この傾きこそが、季節の変化を生み出している原因です。

夏は、日本が太陽のほうへ向いた状態になります。このとき太陽は空の高い位置を通り、日本(北緯35度付近)では正午ごろに約78度という、ほぼ真上に近い角度まで上がります。光がほぼ垂直に地面や窓に当たるため、エネルギーが一点に集中し、強い熱と眩しさをもたらします。夏の日差しが「刺さるように暑い」と感じるのはこのためです。
春と秋は太陽が中間の高さを通るため、光は窓から部屋の中ほどまで穏やかに差し込みます。強すぎず暗すぎない、一年でいちばん「ちょうどいい」光の季節です。
冬は反対に、日本が太陽から遠ざかる方向に傾きます。太陽は低い軌道を通り、正午でも高さは約32度ほど。光が斜めから差し込むため、窓から深く部屋の奥まで入ってきます。特に西向きの窓では夕方になると太陽がほぼ水平に近い角度まで下がり、光が目線の高さに直接入ってくるため、「冬の西日はやたらまぶしい」と感じるのはこのためです。日が当たっているのになんとなく寒いのは、光のエネルギーが広い面積に分散してしまうからです。

つまり、同じ窓でも、季節によってまったく違う光が入ってくる。これを知っておくだけで、カーテン選びの視点がぐっと変わってきます。
夏の光とカーテンの使い方
夏は太陽が高い位置から強烈な光と熱を送り込んできます。特に南向きや東向きの窓は、午前中から直射日光が入りやすく、室温がぐんぐん上がります。
このとき活躍するのが遮熱・UVカット機能のあるレースカーテンです。光を完全に遮るのではなく、熱をカットしながら明るさを保てるので、昼間でも部屋を暗くせずに涼しく過ごせます。
また、冷暖房効率がアップし、節電・節約につながります。
冬の光とカーテンの使い方
冬は太陽高度が低いため、光が斜めに、そして部屋の奥深くまで差し込んできます。南向きの窓なら、この日差しを積極的に取り込むことで自然な暖かさを得られます。日中はカーテンを開けて太陽熱を室内に蓄え、日が傾いてきたら厚手のドレープカーテンを閉めて熱を逃がさない、という使い方が理にかなっています。
一方で、西向きの窓には注意が必要です。冬の西日は角度が非常に低く、夕方になると水平に近いほどの角度で差し込んでくるため、非常に眩しく感じられます。角度調整のできるブラインドやロールスクリーンを取り入れると、眩しさをコントロールしやすくなります。
実際に当店のお客様でも西日対策としてロールスクリーンを取付けた方が多くいますよ。
最後に
季節によって変わる太陽の高さは、窓から入る光の量・角度・熱量すべてに影響します。「夏は上からの強い光を防ぐ」「冬は斜めからの光をうまく活かす・やわらげる」という視点でカーテンを選ぶと、一年を通じて快適な室内環境をつくることができます。
また、カーテンだけではなく、冬の西日対策のようにロールスクリーンなどと合わせて使用するのもひとつの手ですね。
