アルミブラインドは燃えない?防炎規制との関係と見落としがちな注意点
「高層マンションやオフィスビルでは、カーテンは防炎じゃないとダメ」という話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実はこの防炎規制、アルミブラインドには関係がありません。とはいえ「だから完全に安心」というわけでもなく、実は見落としがちな注意点もあります。今回は、アルミブラインドと防炎規制の関係について、メリット・デメリットも含めて整理してみました。
アルミブラインドとは

アルミブラインドは、アルミ製の薄い板状の「羽根(スラット)」を並べて、角度を変えることで光や視線を調整する窓まわりアイテムです。カーテンのように生地全体を開け閉めするのではなく、羽根の角度だけで光の入り方を細かく調整できるのが特徴です。スラットが水平に並ぶことから「横型ブラインド」とも呼ばれ、イタリア・ベネチアで広く使われるようになったことにちなんで「ベネチアンブラインド」という呼び方もよく使われます。
スラットの幅にはいくつか種類があり、15mm・25mm・35mm・50mmといったバリエーションが一般的です。中でも25mm幅がもっとも主流で、小窓には細めの15mm、オフィスや大きな窓には35mm・50mmが使われる傾向にあります。カラー展開も豊富で、定番のシルバーやホワイトのほか、ツートンカラーや木目調のデザインまで幅広く選べるため、機能性だけでなくインテリアの雰囲気に合わせたコーディネートも楽しめます。
金属製ならではのシャープな見た目に加え、軽量で耐久性が高く、水回りにも使いやすい耐水性も人気の理由になっています。汚れてもサッと拭き取るだけでお手入れできる手軽さも、キッチンや浴室、オフィスなど幅広いシーンで選ばれている理由のひとつです。
防炎規制とアルミブラインドが対象外な理由
消防法では、高さ31mを超える高層建築物や地下街、劇場・病院など不特定多数の人が利用する建物(防炎防火対象物)において、使用するカーテンやじゅうたんなどに防炎性能を義務付けています。これは、万が一火災が起きたときに炎の燃え広がりを抑え、避難の時間を稼ぐための仕組みです。こうした基準をクリアした製品には「防炎ラベル」がついており、対象となる建物に住んでいる人や物件を管理している人は、この防炎ラベルのついた製品の中から選ぶ必要があります。防炎の定義や「防炎物品」と「防炎製品」の違いについては、以前のコラム「知ってますか?防炎機能が大切な理由」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
消防法が定める「防炎対象物品」には、カーテンやじゅうたんのほか「布製ブラインド」も含まれています。バーチカルブラインドやロールスクリーンのように、生地を使ったタイプがこれにあたり、防炎対象の建物では防炎ラベルのついた製品を選ぶ必要があります。一方で、アルミ製のブラインドはこのリストに含まれていません。理由は単純で、そもそもアルミという素材自体が燃えないからです。つまりアルミブラインドは、防炎加工がされているわけではなく、素材そのものが燃えないため、防炎規制の対象外になっているというわけです。
そのため防炎対象の建物であっても、アルミブラインドを選ぶ分には防炎ラベルの有無を気にする必要はありません。また、羽根そのものが燃えないという性質は、コンロなど火を使うキッチン周りの窓にも向いているポイントです。油はねなどの汚れも拭き取りやすく、機能面でもキッチンとの相性がよい窓まわりアイテムといえます。
消防法が定める「防炎対象物品」には、カーテンやじゅうたんのほか「布製ブラインド」も含まれています。バーチカルブラインドやロールスクリーンのように、生地を使ったタイプがこれにあたり、防炎対象の建物では防炎ラベルのついた製品を選ぶ必要があります。一方で、アルミ製のブラインドはこのリストに含まれていません。理由は単純で、そもそもアルミという素材自体が燃えないからです。つまりアルミブラインドは、防炎加工がされているわけではなく、素材そのものが燃えないため、防炎規制の対象外になっているというわけです。
そのため防炎対象の建物であっても、アルミブラインドを選ぶ分には防炎ラベルの有無を気にする必要はありません。また、羽根そのものが燃えないという性質は、コンロなど火を使うキッチン周りの窓にも向いているポイントです。油はねなどの汚れも拭き取りやすく、機能面でもキッチンとの相性がよい窓まわりアイテムといえます。
燃えないのは羽根だけ?知っておきたい注意点
ただし、ここで一つ注意しておきたいことがあります。アルミブラインドで燃えないのは、あくまでアルミ製の羽根(スラット)の部分だけだということです。
ブラインドの昇降や角度調整に使う操作コードは、ポリエステルなどの化学繊維でできているのが一般的です。つまり羽根自体は燃えなくても、操作コードは他の布製品と同じように燃える可能性があります。「アルミブラインド=どの部分も一切燃えない」というわけではない、という点はきちんと理解しておきたいところです。
コードの燃えやすさや事故のリスクが気になる場合は、「コードレスタイプ」のアルミブラインドを選ぶという方法もあります。ただし、バトン操作タイプの場合は外から紐が見えなくなっているだけで、内部の昇降機構には紐が使われていることが多く、紐そのものがなくなるわけではありません。あくまで「子どもの手が届く場所に紐が露出していない」という安全面でのメリットが中心で、内部の紐が可燃性であること自体は変わらない点は理解しておきたいところです。
ちなみに、木製のウッドブラインドも防炎規制の対象には含まれていません。ただしこちらはアルミとは違い、木材そのものは燃える性質を持っています。規制の対象外だからといって燃えないわけではない、という点は覚えておきたいポイントです。なお、規制対象外であっても現場で防炎仕様が求められることもあり、ゼネコンからの要望をきっかけに防炎加工を施したスラットが新たに製品化されたケースもあります。
ブラインドの昇降や角度調整に使う操作コードは、ポリエステルなどの化学繊維でできているのが一般的です。つまり羽根自体は燃えなくても、操作コードは他の布製品と同じように燃える可能性があります。「アルミブラインド=どの部分も一切燃えない」というわけではない、という点はきちんと理解しておきたいところです。
コードの燃えやすさや事故のリスクが気になる場合は、「コードレスタイプ」のアルミブラインドを選ぶという方法もあります。ただし、バトン操作タイプの場合は外から紐が見えなくなっているだけで、内部の昇降機構には紐が使われていることが多く、紐そのものがなくなるわけではありません。あくまで「子どもの手が届く場所に紐が露出していない」という安全面でのメリットが中心で、内部の紐が可燃性であること自体は変わらない点は理解しておきたいところです。
ちなみに、木製のウッドブラインドも防炎規制の対象には含まれていません。ただしこちらはアルミとは違い、木材そのものは燃える性質を持っています。規制の対象外だからといって燃えないわけではない、という点は覚えておきたいポイントです。なお、規制対象外であっても現場で防炎仕様が求められることもあり、ゼネコンからの要望をきっかけに防炎加工を施したスラットが新たに製品化されたケースもあります。
アルミブラインドのメリット・デメリット
<メリット>
①防炎対象の建物でも防炎ラベルの有無を気にせず選べる
②アルミ素材なので水や湿気に強く、キッチンや浴室にも使いやすい
③羽根の角度で光の量を細かく調整できる
④お手入れが比較的簡単
<デメリット>
①羽根自体は燃えないが、操作コードなど付属パーツは可燃性の場合がある
②開閉時に金属音がすることがある
③布製カーテンに比べると、やわらかい雰囲気やデザインの幅は出しにくい
④強い衝撃で羽根が曲がることがある
\お問い合わせはコチラ/
①防炎対象の建物でも防炎ラベルの有無を気にせず選べる
②アルミ素材なので水や湿気に強く、キッチンや浴室にも使いやすい
③羽根の角度で光の量を細かく調整できる
④お手入れが比較的簡単
<デメリット>
①羽根自体は燃えないが、操作コードなど付属パーツは可燃性の場合がある
②開閉時に金属音がすることがある
③布製カーテンに比べると、やわらかい雰囲気やデザインの幅は出しにくい
④強い衝撃で羽根が曲がることがある
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最後に
高層マンションだけでなく、防炎規制の対象となる建物であっても、窓まわりのアイテムが防炎仕様のカーテンに限定されるわけではありません。アルミブラインドのように、素材そのものが燃えず防炎規制の対象外となっているアイテムも選択肢に入ります。
ただし「規制対象外=どこも一切燃えない」ではなく、操作コードなど一部には可燃性の部分もあることは覚えておきたいポイントです。コードレスタイプを選べば紐が露出しない分、子どもやペットへの安全対策にはなりますが、内部の紐自体がなくなるわけではない点も踏まえて、細部まで意識して選ぶとより安心です。
デザイン性や機能性だけでなく、こうした防炎の観点も踏まえて、窓まわりアイテムを検討してみてはいかがでしょうか。
